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「立春」に「春一番」とは!

 北陸地方では2月4日の立春に春一番を記録して、文字通り「春」到来と
 なりました。
 関東でも期待はしたのですが、この日の春一番はどうやら見送りになりました。
 無論本格的な春の到来はまだまだ先のこと。
 寒さ対策もまだまだ要注意の事は周知ですが、暦の上の立春に春一番が
 重なろうとは、何とも幸先良い兆しを感じるのは私だけでしょうか。

 さて、本日の1枚目は立春数日前の風もなく暖かな午後の日射しの中での
 ショットです。

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 道路脇の藪

 写真の中景の左右に広がる藪が主題です。
 陽だまりの藪の中にどうやらウグイスがいるようです。
 「チッ、チチッ、チッ」と短いながらもご機嫌よろしく囀りが聞こえます。
 自転車で通りかかりましたので、鼻歌でも口ずさんでいようものなら、おそらく
 聴き取れなかったことでしょう。
 そぉーっと自転車を止めてしばらく聴き耳を立てます。

 「笹鳴きや目を凝らし聴く藪の中」  脩巳

 「笹鳴き」とは、「冬に鶯の鳴声がまだ調わず舌鼓を打つように鳴くこと。
 また、その鳴く声 《冬》 」と広辞苑にあります。

 「笹鳴きの主はいずこや藪の中」  脩巳

 笹鳴きの頃は元より春爛漫の頃でも、清らかな歌声を高らかに響かせて
 くれるものの、そのウグイスの姿を目にすることは滅多にありません。
 稀に目にしてもその動きたるやとてもすばしっこく、姿を確認出来ただけでも
 ラッキーですね。

 さて、お待たせしました。制作紹介へ参りましょう。

 先般、Y氏からのご依頼で、愛猫「2代目ベルちゃん」を制作した際の
 作品紹介です。

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 背ビレなし正面

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 背ビレなし横から

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 背ビレあり正面

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 背ビレあり横から 

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 背ビレありの模様

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 背ビレありの真上から

 ご紹介の6枚は、ご存知キンネコ作品のお馴染みの表情に見えますが、
 実はこれらはキンネコ制作史上初の「描画仕上げ」に依るものです。
 これまでは頭部、手足のみ描画を用い、胴体の金魚の部分は、帯地・絹地の
 図柄を選んで、その組み合わせの妙を作品の要と位置付けての制作でした。
 Y氏からのご要望もあり、白い厚手の絹地を使用してあらかじめ絹地の伸縮性に
 一工程を加え、ベルちゃんの写真に基づき描画彩色したものです。
 リアリティの妙の一作品だと思います。
 Y氏は背ビレなしのベルちゃんを選ばれました。

 次に現在制作中なのは、4月の「アニマルパーク展」(日本橋三越)出品予定の
 「遊戯」・イノシシの新作品です。

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 ただいま制作中

 締めくくりに色紙画を2枚。

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 円窓に梅

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 扇面に梅

 皆様の地域でも梅の花が咲いていますか。
 こちらでは白梅があちらこちらで香り始めております。
 インフルエンザが猛威をふるっております。皆様どうぞご自愛ください。
 春が待ち遠しいですね。
 以上、今回はこれまで。では、また、次回。


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亥年の初めに

 皆様、明けましておめでとうございます。
 年頭にあたりまして皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
 本年も「与左右衛門人形アート」にお付き合いのほど、どうぞよろしくお願い
 致します。

 お正月は如何お過ごしでしたでしょうか。
 今冬は予報では暖冬とのことでしたが、予想とは裏腹にいまのところ
 例年通りのしっかりとした寒さが居座っております。
 本来の冬らしい寒さですが、何しろ12月中旬までは全国的に例年より
 暖かかったので、年末年始の寒さの急襲には身体の調整が付かず、
 空気の乾燥も手伝って体調を崩された方も多いのではないでしょうか。

 さて、新年の1枚目はご挨拶方々今年の干支イノシシのポージング作品から。

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 紅白イノシシの金の玉遊び「遊戯」

 昨年末の日本橋三越「干支展」への出品作品です。
 好評を博しましてその後新潟三越へも出向きました。
 このシリーズは、4月の「アニマルパーク展」に、新たな作品を加え
 キンネコ達と共に賑やかに出品予定です。
 どうぞお楽しみに。

 次に昨年12月初旬のZushi art gallery(逗子アートギャラリー)での
 企画展の様子のご報告です。

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 ギャラリー入口

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 企画展メンバー岡田まり子氏(水彩画)、下永瀬美奈子氏(ビーズフラワー)の
 作品の一部

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 100年以上前のイギリスのピアノと下永瀬氏の作品

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 着物デザイナー「椿屋」の羽生真理氏の作品コーナー

 ここからは与左右衛門の部屋に参ります。

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 円卓上に22体のキンネコ達。左奥に小作品(猫雛他)

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 小作品コーナー(金魚姫、ピヨピヨヒヨコ他)

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 円卓の奥に「羊神」2体と「聖」(ふくろう)

 「雲兵衛(うんぺい)アートDEチャリティー」企画の
 『着物♡猫日和』と題された今展の会場は、逗子駅近くの閑静な住宅地の
 一角に開設されたこのギャラリー。
 明治の文化人徳富蘇峰(ジャーナリスト・著作家)の直系の子孫でいらっしゃる
 徳富直子氏がオーナーを務められ、ご自宅の一部を貸しギャラリーとして
 開放しております。
 企画展は神奈川新聞にも取り上げられ、連日多くのお客様に足をお運び
 いただきました。

 また、このギャラリーで今月早々から「ひな雛展」と称する展覧会が開催されます。
 期日と場所は次の通りです。

 2019年1月11日(金)~3月3日(日)
     11:00~17:00(火曜休廊)
     ※臨時休廊あり お問い合わせは 090-1652-9046 徳富まで

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 私にもお声かけをいただき、手元に有する小さな内裏雛一式を展示させて
 いただくことになりました。

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 与左右衛門蛤雛「笑福」 高さ14cm

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 与左右衛門ひめ雛 高さ7cm
 
 逗子方面にお出かけの際に、あるいは春めく時季の散策に
 数多の「ひな雛」が鎮座ましますギャラリーに是非ともお立ち寄り
 いただきますようご案内申し上げます。
 数名の創作作家の雛作品の他に、オーナー所有の貴重なひな雛も
 お目見えするらしく…。
 あとはご覧いただく楽しみと致しましょう。
 さてさて、いかが相成りますか、乞うご期待のほど!

 以上今回はこれまで。
 インフルエンザが流行しております。皆様どうかご自愛下さい。
 では、また、次回。

いよいよ平成最後の師走へ

 冬の始まり。この冬は暖冬とのことで、今のところ全般に暖かな日々に
 恵まれております。とは言え日増しに朝晩の冷え込みを覚える今日この頃です。
 そしていよいよ平成最後の師走を迎えました。
 皆様、いかがお過ごしでしょうか。

 本日の1枚目のショットからどうぞ。

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 柿紅葉

 小菊の花々を従えてご満悦な柿紅葉です。
 木はまだ小さく1メートル50センチほどですが、今年は大ぶりの実を8つ
 つけました。
 甘柿のはずですが、幼木のせい?か柿の中心部は甘いのですが、
 まわりは渋くて…。
 残念ながら歓迎というセレモニーには与れませんでした。

 「陽を浴びて散るを惜しむか柿紅葉」  脩巳

 ずい分長い間見事に紅葉した柿の葉を楽しむことができました。
 柿の実はともかく、葉の紅葉は抜群でした。

 次に先般の東京都美術館での第34回「ニュークリエイティブ展」のご報告です。

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 展示会場

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 作品「ねがはくは」

 お陰様で盛況の内に終了致しました。
 多くの皆様にお運び頂きまして、大変好評を博しました。
 この場を借りて御礼申し上げます。
 現代手工芸作家協会主催のこの展覧会は来年第35回を迎えます。
 私はこれまで4年間に亘り特別招待作家として招聘されて参りましたが、
 この度、来年度から「名誉会員」に推挙されることになりました。
 作品を発表する公の機会を頂きまして、意欲も新たに制作に励んで
 参ります。
 今後ともどうぞよろしくお願い致します。

 さて、お待たせいたしました。
 制作状況へ参りましょう。
 写真は年末恒例の「干支展」出品予定のものです。
 展覧会については後ほどお知らせ致します。 

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 油土で造形              猪立像

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 型取りのための分断          型作り完成(石膏)

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 型取りのあと石粉粘土造形し、乾燥後に胡粉の地塗り(数回)
 
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 各々のポーズ

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 玉と猪がテーマ。ここから更に制作を進めます。

 以上、制作状況はここまで。

 次に展覧会を2つご案内申し上げます。

 まず1つ目は、ただいま開催中のグループ展(企画展)
 「着物 ♡ 猫日和」展です。
 神奈川県逗子の「逗子アートギャラリー」で12月9日まで。
 私は、キンネコ22体を始めとする小作品を計31点、大作品を4点出品して
 おります。

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 2つ目は年末恒例の「干支彫刻によるHappy New Year」展です。
 日本橋三越にて、12月12日~25日。
 先程制作過程を写真でご覧頂きましたが、その作品を出品致します。
 猪たちがどのように仕上がっておりますか、会場でぜひご覧下さい。
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 2つの展覧会をご案内致しましたが、いよいよあわただしい年末を迎えます。
 そんな中、散策ついでに、またお出かけの折りに立ち寄ってご覧頂ければ
 幸いと存じます。

 さて、少し早目のご挨拶になりますが、今年も1年間ブログ「与左右衛門
 人形アート」にお付き合い下さいましてありがとうございました。
 来年も引き続きよろしくお願いを申し上げます。
 皆様共々素晴らしい新年を期待しつつ…

 「暖冬と聞けば気持ちも和らぎぬ」  脩巳

 以上、今回はこれまで、
 皆様ご自愛ください。どうぞ良いお年をお迎えください。

野積み

 本日開始のショット2枚は、生産地ならではの晩秋の光景からどうぞ。

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 手前と中央のグリーンは人参畑

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 一見枯草の積み重ね?

 実は収穫した落花生の「野積み」です。
 秋を迎え畑の土から引き抜いた落花生。
 土を落として茎ごと積み重ね雨除けのビニールシートをかけてあります。
 シートの四角には抑えのおもりが結んであります。
 陽に当て風を通して乾燥させます。
 以前はビニールシートではなく藁を被せていました。
 今では昔ながらの風情には欠けますが、青いビニールシートは写真の様に
 カラフルでさながら現代アートですね。
 ほどなく野積みは解かれて、落花生の莢は焙られ人間様の口へと運命を辿る
 ことになりましょう。
 今少しの間、落花生にも安らぎのひとときを。

 「野に積まれ暫し眠れよ落花生」  脩巳

 さて、お待たせ致しました。制作状況へ参りましょう。

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 爪をつくる。ネイル用の爪を削り形作る。
 マニキュアを施す。

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 背景の描画開始(墨) 180×90センチ大
 部分(薄墨描画)

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 大小の花びらを描く
 墨の描画の上に花びらを入れた背景全体

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 背景の部分拡大
 背景の和紙をパネルからはがし、裏打してタペストリー式に。

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 人形を拡大したところ
 顔アップ。目のコーティングとアイライン、目尻の紅差し。

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 完成

 この作品名は、「ねがはくは」です。
 西行法師の和歌
 「ねがはくは はなのもとにてはるしなむ そのきさらぎの もちづきのころ」
 をヒントに制作した作品です。
 第34回ニュークリエイティブ展(現代手工芸作家協会主催・東京都美術館・
 11月1日~8日)招待作品です。

 締めくくりに、前回のブログでご紹介した古代米で作られた神社の七五三縄に
 ついて補足を一言。
 世話人のお話では、古代米はその丈が現代の稲作の藁よりも倍以上長いので、
 七五三縄を編みやすいそうです。
 そのため、丈高く成長する古代米にこだわって作り続けているとのことでした。

 以上、今回はここまで。
 朝晩めっきり冷え込んで来ましたが、日中は例年よりも暖かな日々が続いて
 おります。とは言え季節の変わり目、皆様どうかご自愛ください。
 では、また、次回。

神無月

 日本列島を縦断して行った大型台風24号。
 関東地方では猛烈な暴風雨の襲来が真夜中から未明の時間帯でしたので、
 眠れなかった方も多かったのではないでしょうか。

 皆様、如何お過ごしでしょうか。
 さっそく今回の1枚目から。

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 一の鳥居

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 干された稲わら

 まずは、10月2日に奉納された八幡神社一の鳥居の七五三縄です。
 前回のブログで、神社の世話人の方や稲わらのことについて話題にしましたが、
 その稲わらで作り上げたのが写真の七五三縄です。
 2枚目の写真は、神社の脇の杉の木の間に設けられた稲わらの干し場。
 木と木の間に紐を結び渡し、そこに稲わらを逆さに架けて干しています。
 稲わらの丈は優に150センチはあり、ご覧の様にまだ青みが残っています。
 これからまた、新たに近在の神社の分も作る予定と聞いております。

 さて、お待たせ致しました。制作の現状報告です。

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 設置台の描き込み           頭部への桜の型押し
(しゃれこうべに桜の型押し)

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 腕にも同様に             仮設置

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 横からの撮影           別に造っておいた眼を入れる
                  (眼は銀箔に彩色)

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 眼なしのアップ            眼入れのアップ

 制作はこれから先、桜の花の描き込み、眼の仕上げ、また、背景の画面の
 描画へと入ります。

 締めくくりに、現在制作中のこの作品「ねがはくは」(題名)の展示について
 お知らせを。

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 昨年に引き続き特別招待作家として上記の展覧会に出品致します。
 深まりゆく秋の中、上野公園へ散策がてら是非ご高覧いただきます様
 よろしくお願い致します。
 制作は、背景画を含めこれから追い込みに入ります。
 会場ではどの様な作品に仕上がっておりますか、どうぞお楽しみに。

 我が家の山椒の実がオレンジ色になって参りました。

 「実山椒色づく程の辛さかな」  脩巳

 以上、今回はこれまで。皆様、ご自愛下さい。
 ごきげんよろしゅう。
 では、また次回。


プロフィール

yosouemon

Author:yosouemon
新潟県生まれ
人形作家/画家
東京芸大日本画科卒
与左右衛門(よそうえもん)は
生家の屋号
本名 庭野脩身

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