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台風15号襲来!

 前回のブログを更新した直後の9月8日深夜、関東地方に台風15号が襲来
 しました。
 強烈な暴風は関東南部、取り分け房総半島を南北に貫き通して大きな被害を
 もたらしました。
 こちらでも電車が3日間不通、そして、およそ10日間の停電と、日常生活の
 支障を余儀なくされました。
 我が家はおかげ様で破損被害は大したことなく、現在は普段通りの生活に
 戻っております。
 多くの方々からご心配を頂きましてありがとうございました。
 停電中は通信手段もままならず、ここに改めてお礼と感謝を申し上げます。

 皆様、いかがお過ごしでしょうか。
 さて本日のショット1枚目。台風の爪痕です。

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 山武杉の惨状

 写真は比較的小規模な被害ですが、かなり広範囲に渡って山武杉の
 倒木被害が見られます。
 台風直後は倒木と共に電柱の倒壊も重なり、道路は寸断され一時的に
 陸の孤島と化してしまいました。
 これほどの体験は後にも先にも初めてのことでした。
 夜になると真っ暗闇の中、空に降るような満天の星とはいかぬまでも、
 いつもよりは光り輝く確かな星々を格別な思いで見上げたことでした。

 「停電も野分(のわき)の形見星一天」  脩巳

 お待たせ致しました。制作状況へ参りましょう。
 いよいよ展覧会が差し迫って来ました。只今制作追い込み真っ最中です。

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 胡粉顔料の吹き付け

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 数十回に渡り吹き付けをくり返し、なめらかな仕上がりに

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 背景の屏風のイメージ検討、この先は?

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 桜の花の刷り作業

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 屏風にも桜を

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 組み合わせの様子をみる。桜を徐々に増やす。

 
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 全体の第一段階

 作品タイトルは「はなごろも」です。
 大きさは、屏風が120×100センチの2曲屏風。
 人形が高さ43センチ。

 創作はこれからいよいよ佳境に向かいます。
 果たしてどの様に仕上がって行きますか、乞うご期待のほど。

 ここでこの作品の展覧会をお知らせ致します。

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 「はなごろも」が会場で皆様をお待ち申し上げております。
 菊薫る秋の一日、上野公園に散策方々是非とも会場へお運び下さいませ。
 入場は無料です。

 締めくくりにこの時季の風物詩の色紙絵をどうぞ。

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 器に柿

 以上、本日はこれまで。皆様深まり行く秋を満喫しましょう!
 では、また次回。

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夜の秋

 「夜の秋」は、辞書に依れば〈晩夏の候に夜だけ秋めいた気配のあること〉とあり、
 俳句の夏の季語です。
 こちらの里山では日中はまだまだ残暑に見舞われていますが、夜には草むらの
 虫達が秋を奏で始めました。
 「夜の秋」の頃よりも秋の気配が進んでおります。
 夏の疲れの倦怠感が眠気を誘って、いやはや何とも言えずついつい…

 「とろとろととりとめもなし夜の秋」  脩巳

 皆様いかがお過ごしでしょうか。
 今回はとても珍しく且つ大変貴重な建築物に関するショットから始めましょう。

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 工務店内で

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 立派な梁

 近くの叶屋工務店さんの作業場の様子です。
 最近ではあまり目にすることが無くなりましたが大掛かりな日本建築の屋根に
 近い梁と柱。その仮組み立ての様子。
 1枚目の写真。
 右上の材木に棟梁が上がっていますので、大体の大きさが想像できるかと
 思います。
 写真2枚目。
 中央左は、ヒノキの根曲がりの部分がそのまま自然な形で使われている梁。
 このヒノキの梁の材木は、棟梁自らが3月に山に入り選び抜いた代物とのこと。
 樹齢60~70年は優に経ているそうです。
 ともあれ材木を作業場で加工し、一度仮組み立ての後再び取り外して
 建築現場へと運び出すとのことで、9月中にはその予定と伺いました。
 こうした大木を使っての建物は近頃では中々お目にかかることがなかろうかと
 思います。
 材木の調達もさることながら、かなりの資金も必要でしょうね。

 「幾年の桧ぞ梁となる夏の朝」  脩巳

 「桧の梁や棟梁笑顔に汗光る」  脩巳
 
              ※桧(ヒ)=檜(ヒノキ)

 さて、お待たせしました。制作近況へ参りましょう。
 11月東京都美術館への出品作品制作続行です。

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 衣の肉付け              顔の仮取り付け

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 顔のまわりの衣を           肉付け終了。正面

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 衣背面                研磨開始

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 研磨終了             顔にも膠液
 胡粉を塗るために膠駅を塗る。

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 胡粉を塗る(数回)

 以上、制作はここまで。

 次に、先頃の「2019ボーダレス展」のご報告です。

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 会場での展示作品

 8月14日~21日の期間中には、上野公園の東京都美術館へたくさんの
 方々にご来場頂き、盛会の内に終了致しました。
 ありがとうございました。

 締めくくりにカマキリを題材にした色紙絵をどうぞ。

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 以上、今回はこれまで。
 暑さ寒さも彼岸までと言われております。季節の変わり目でもありますね。
 皆様、体調管理の上、どうぞご自愛ください。

 では、また次回。

酷暑の日々!

 長かった関東地方の梅雨は、7月も末の28日にようやく明け、夏本番を
 迎えました。
 そして梅雨明けと同時にさっそく厳しい暑さに見舞われ、いよいよ酷暑覚悟の
 日々が始まりました。
 ところで、今年の梅雨時は例年に比べて気温が低く、梅雨寒の日が多く、
 夏日、真夏日が少なかったですね。
 そのせいか梅雨独特の蒸し蒸しした日にちは少なかった様でした。
 しかしながら、日照不足で近隣の農家からは作物の生育状況を案ずる声が
 聞こえてきます。農家の皆さんの不安が的中しないことを祈ります。

 連日の酷暑の中、皆様いかがお過ごしでしょうか。
 さて、本日のショット1枚目です。

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 近隣の青田

 近隣の稲田の現在の様子です。間もなく稲穂が顔を見せようかというところ。
 周辺の早稲田では、すでに穂を出し稲の花が見られるものがあります。
 実はこの田には、先程まで二羽の白鷺がいました。
 カメラを取り出してシャッターを切る寸前に飛び去ってしまったのです。
 残念
 刻を巻き戻してまずは一句。

 「白鷺の見えつ隠れつ青田かな」  脩巳

 さて、お待たせ致しました。制作近況報告に参りましょう。

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 一旦頭部の前・後をつなげる      結合終了

 IMGP7213.jpg  IMGP7215.jpg 
 再度切り離す             切り離したところ

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 一度目を仮描きしてみる        石粉粘土の練り込み

 IMGP7223.jpg  IMGP7235.jpg
 次の制作へ平らに伸ばす        衣(頭巾)の制作へ

 以上、制作はこれまで。

 次に展覧会のお知らせです。

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 出品作品は「ねがはくは」(昨秋のニュークリエイティブ展作品)を再度
 展示の予定です。
 お盆休みを挟んでの1週間です。酷暑も少し弱まってくれればと思います。
 上野方面へお出掛けの際には、上野公園散策方々都美術館にお運び
 下さいます様ご案内いたします。

 ※訂正 8月19日(月)は休館日となります。DMに誤りがありましたので、
     訂正いたします。


 最後に色紙絵による一服の涼をお届けしましょう。

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 「夕顔やこの夕闇の独り占め」  脩巳

 暦の上では立秋でも、まだまだ厳しい暑さが続きます。
 対策を万全になさり暑さ疲れにも要注意ですね。
 皆様どうぞご自愛下さいませ。では、また次回。


夏の蕨

 昨年は梅雨の情景もそこそこに確か6月下旬に梅雨明けし、厳しい暑さが
 長く続いた記憶があります。
 今年は例年ながらの梅雨らしい天候が続いております。
 とは言え、西日本では連日九州南部を中心に記録的な降水量に依る災害の
 発生が伝えられています。
 被害の少なからんことことを祈るばかりです。

 皆様、いかがお過ごしでしょうか。
 本日の1枚目のショットは梅雨の晴れ間の蕨狩りです。

 IMGP7194.jpg
 一掴みの蕨

 自転車で散策の道すがら。道路脇の空き地。
 草刈後に蕨の群生が目に飛び込んで来ました。夏の蕨です。
 さっそく自転車を止めて蕨狩りに興じた次第。
 春物より少し硬く灰汁も強いと聞き知ってはおります。
 ここに自生している蕨はかなり細く、ご覧の様に葉が広がって成長しても
 丈が短くあまり大きくならない様です。
 蕨狩りでは、広がった葉の下辺りに新しく伸び出た蕨を探します。

 「摘み取りつ目で探しつつ蕨狩り」  脩巳

 蕨狩りの収穫は写真の様に軽く一掴みほど。
 さっそく持ち帰り、沸かした湯に重曹を少量加えてさっと茹で、火を止めて
 更に水を加え一晩そのままにして置き灰汁抜きをしました。
 灰汁抜きは春物よりも少し強めて様子をみました。
 そして翌朝酢の物と味噌汁の具にて食した次第。
 一風物詩のご紹介でした。

 「灰汁抜きをやや強めたり夏蕨」  脩巳

 さて、お待たせしました。制作状況に参りましょう。
 始めに人形頭部の制作から。

 IMGP7168.jpg  IMGP7174.jpg
 造形を進める             一度目の研磨

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 眼球を想定し様子をみる

 次に組み合わせの2曲屏風の和紙(下)貼り。

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 のり刷毛、空刷毛を用い        貼り込み途中
 パネルに和紙を貼り込む        屏風は120×100センチ大

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 表、貼り込み終了        裏の貼り込み、つなぎ目は布使用

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 本紙貼りしたのち           1枚ずつ押箔、箔紙をはがすところ 
 ※捨てドーサを3回
 そして純銀箔を押す(貼ること)

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 2日後。右半分は押箔1度目。左半分は押箔2度目。

 ※捨てドーサ…押箔の下準備。
   ドーサは、にかわ水に生ミョウバンを加えた接着水。

 以上、制作はここまで。
 写真と写真の間にはいずれも数工程の作業が展開されていますので、
 あとは皆様のご想像にお任せ致します。
 (もちろん秘密の技法も多々あります。)

 今回はこれまで。
 梅雨前線様は愚図って停滞のご様子。
 この時季特有のジメジメ感、蒸し暑さなど、しばらくは続きそうです。
 皆様、体調管理を万全の上、どうぞご自愛下さいませ。
 では、また、次回。

紫陽花の季節到来!

 5月は北海道の佐呂間で気温39℃超えと言う記録を打ち立て、この時季の
 沖縄よりも高温だったことが記憶に新しいところです。
 気候変動の激しさは取り分け気温上昇に顕著に現れて、日常の挨拶でも
 話題をさらっているようですね。

 皆様、いかがお過ごしでしょうか。
 関東甲信地方では昨年より1日遅い梅雨入りとなり、今年も紫陽花の季節が
 やって来ました。
 そこで本日は、梅雨時の花の代表格である紫陽花、そのショットから
 始めましょう。

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 園芸種の山紫陽花「王冠」

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 大輪の白い西洋紫陽花

 2枚共我が家の紫陽花です。
 山紫陽花は数年前に鉢植えを頂き、そのまま地植えにしたものです。
 園芸種で銘は「王冠」。
 そして、白い西洋紫陽花は、やはり数年前に一枝挿し木をしたものが、
 ご覧の様に成長し、今年は20輪程花をつけております。
 白い方は以前にもブログで、花の観頃最盛期の闇夜に白く浮かぶ様をご紹介
 しました。
 ご覧の様に今はまだ咲き始めですが、日に日に大きさを増し、開花最盛期は
 純白になり花の径が20cm程の存在感ある大輪種です。
 紫陽花は育てるには容易く耐病性も強く、剪定の時期と剪定方法が確実で
 あれば、翌年も期待に応えてちゃんと花を咲かせてくれます。
 花屋の店頭では種々様々な鉢植えが並んでいますが、購入したり頂いたり
 した時育てるにはやはり地植えが一番でしょう。

 次に紫陽花ついでに、先頃描いた色紙絵を2題ご覧下さい。

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 丸窓

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 扇面

 さて、お待たせしました。制作状況へ参りましょう。
 前回に引き続き秋の出品へ向けての制作継続です。

 IMGP7071.jpg  IMGP7072.jpg
 型取り開始。             石粉粘土を押し込む
 粘土の粘着防止の片栗粉塗布

 IMGP7074.jpg  IMGP7075.jpg
 押し込み終了             型から起こす

 IMGP7077.jpg  IMGP7086.jpg
 型取り終了              ここから表情を作り直す

 制作状況は以上です。
 作品のテーマと人形の顔の表情とのやり取りで、ここしばらく造形があまり
 進展しておりません。
 人形の背景制作も同時進行といった状況です。

 締めくくりに柿の花と幼き実の写真を1枚。
 写真中央の葉の上に薄茶色の花。
 枝にはかわいい実が下向きにたくさんついています。

 IMGP7145.jpg

 「ほろほろと時にこぼれて柿の花」  脩巳

 以上、今回はこれまで。
 皆様、梅雨時の健康管理と熱中症対策を!
 どうぞ気をつけてお過ごし下さい。
 では、また、次回。

プロフィール

yosouemon

Author:yosouemon
新潟県生まれ
人形作家/画家
東京芸大日本画科卒
与左右衛門(よそうえもん)は
生家の屋号
本名 庭野脩身

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