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立春過ぎたよ、全員集合!

 数年ぶりの大寒波に見舞われた今冬でしたが、暦の上ではすでに春。
 先日2月4日、関東地方では観測史上記録的な早さで春一番が
 吹きましたね。
 今年は、実に124年振りに、節分そして立春が一日ずつ早いとのこと
 でした。
 春一番の早さもこのことに歩調を合わせたかの様でした。
 そして、5日は立春過ぎの「大安」でしたが、よく言われるのは、立春後の
 初大安の日に雛人形を飾ると良いということです。
 早めに飾り付けるに当たり大安のお目でたい日にと縁起を担ぐのでは?
 と思われます。

 これまで数々の雛人形を創作して参りましたが、今回は立春後の
 大安吉日に因み、「与左右衛門雛人形」の中から厳選して皆様にお目に
 かけたく、雛人形特集を組みました。
 どうぞごゆっくりご覧下さいませ。
 そして、皆様が少しでも安らぎのひとときを感じていただければ、作者
 として大変幸甚に存じます。

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 羽子板雛

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 M家長女の立雛一式

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 S家長女の立雛一式

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 Y家長女の立雛一式

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 蛤雛「笑福」

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 達磨雛

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 白猫蛤雛

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 黒猫蛤雛

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 猫立雛

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 招き猫雛

 ・蛤雛が3組ありますが、いずれも大きめの蛤貝をボディにして、
  絹地の重ね着の上から正絹帯地で包んだお召し物です。

 ・達磨雛は、白と黒の細紐を貼り込んで仕上げています。

 ・招き猫雛は、いわゆる「木目込み」技法です。
  絹布の接着に、寒梅粉(もち米の粉)を練って使用しており、古くからの
  技法です。

 ・屏風は板材を和紙で下張りした上から厚手の和紙を貼り、純金箔や
  顔料を用い日本画で仕上げています。
  家紋を屏風の中央上部に入れたものもあります。
  また、台座の塗装はアクリル系樹脂塗料で仕上げています。

 いかがでしたでしょうか。
 今回ご紹介したお雛様の他にも、乞われて作者の手から巣立った雛様方も
 数々あります。
 中には依頼者のご希望を受けつつ制作したものもあり、良き思い出となって
 おります。
 私の雛人形達が「御主人様」をお健やかに見守っているであろうことを
 願って止みません。
 早春の風物詩の伝統ある儀式「雛の節句」に関われることの幸せを
 噛み締めつつ…

 春よ来い来い 早く来い!

 では、また、次回、皆様どうぞご自愛下さい。

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「新しい」年を迎えて

 寒中お見舞い申し上げます。
 数年に一度の大寒波に見舞われた新年の幕明け。
 皆様に於かれましてはいかがお迎えになりましたか。

 ブログ更新が月に一度と言うスローペースではございますが、本年も
 「与左右衛門人形アート」にお付き合い頂きますように、どうぞよろしくお願い
 致します。

 昨年来のコロナ禍の中、年末から新年にかけて正月旅行や帰省を自粛
 なさった方々が多かった様ですね。
 何かと「我慢」を強いられ、人々のストレスは極限に達し、とりわけ若年層を
 中心に最早コロナを恐れぬ「コロナ慣れ・無感覚症状」を呈するまでに
 なりつつあるのでは?と感じているのは私だけでしょうか。
 残念ながら明るい未来の予兆が稀薄なまま「新しい」年を迎えていると
 言わざるを得ませんね。
 一日も早いコロナの収束を願うばかりです。

 さて、本題に入りましょう。
 新年早々は、久々の干支色紙絵から。

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 幸運

 丑年の年頭に当たり、牛に依って皆様に「幸」が「運」ばれますように、
 そして、「幸運」がもたらされますように。

 次は、昨年末の日本橋三越での「彫刻による干支展」出品の作品紹介に
 参りましょう。
 先ずは、コロナ禍の中、会場へお運び頂きました皆様に心よりお礼を
 申し上げます。

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 全員集合

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 赤牛                 白牛(起き上がりこぼし)    

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 白、赤、2頭
    
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 ホルスタイン仔牛 

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 白仔牛(起き上がりこぼし)      赤牛(仔牛)   

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 仔牛3頭

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 三越会場の一角
 
 今回の作品は、全て純銀箔を用い桜の花を描画して華やかな彩りを
 添えてみました。
 いかがだったでしょうか。
 ご感想などお聞かせ頂ければ幸甚に存じます。

 以上、今回はこれまで。
 日本国中マスクや手洗い、消毒の習慣の普及が功を奏し、インフルエンザの
 症例が極めて少なく、また、風邪に依る咳や発熱の症例も例年よりは
 少ないと聞いております。
 一刻も早く明るい未来が訪れることを祈念しつつ、本日はこれにてお開きと
 致します。

 皆様、くれぐれもご自愛下さいませ。では、また、次回。

暖かな初冬

 いつになく冷え込みもなく暖かく穏やかな初冬を迎えております。
 近隣の農家の脇道では、陽差しを浴びて満開の山茶花が紅白の花びらを
 散らせています。
 穏やかなひとときにほっと心が和みます。
 世相は増々ただならぬ様相を呈して参りましたが、皆様にはお変わりなく
 お元気でお過ごしでしょうか。

 本日のショット一枚目。

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 山茶花散々

 「山茶花や散り降るほどに意のままに」  脩巳

 何ごとも無かった様に静かに散りゆく花びらを目の当たりにすると、自然界の
 営みの美しく強い普遍性に引きかえ、人間の世界の脆弱さをつくづくと感じます。

 さて、お待たせ致しました。本題に入りましょう。
 毎年恒例の干支展に向けて連日制作を続けて参りました。

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 ・油土で牛を造る
 ・小牛

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 ・型起こしの下準備(小牛)
 ・型の完成

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 ・石粉粘土での塑造
 ・ここから牛のボディ造りへ

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 ・数回の研磨とドーサの後、銀箔の押箔(3~4回重ね)
 ・仮取り付け。様子を見て更に進める。

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 ・ここから制作追い込み。果たしてボディはいかように…。

 制作紹介はここまで。
 完成作品は「干支展」にてご覧下さいませ。

 すっかりお馴染みとなった干支展ですが、今年は開催場所がこれまでとは
 少し異なります。
 例年ですと6階エレベーター前のフロアブースにての開催でしたが、今年は
 少し後方の工芸サロンコーナーでの開催となります。
 与左右衛門の作品は以下の予定にてご覧いただくことができます。

 期日  2020年12月8日(火)~12月22日(火)
 会場  日本橋三越本店 6階 工芸サロンコーナー

 以上、干支展のご案内でした。
 コロナ禍の現状のこともあり、まずはお知らせまで。
 チャンスがございましたら万全の感染防止対策の上、どうぞよろしく
 お願い致します。

 今回はこれまでと致します。
 本格的な寒さを迎えますが、コロナ対策に加え、インフルエンザ、風邪予防
 対策と、皆様どうぞご自愛下さいませ。
 では、また次回

秋晴れ恋しや

 風に乗って運ばれて来るキンモクセイの香り。
 今年は開花が遅かった彼岸花…。
 こちらではついひと月前までの光景でしたが、気付けばすっかり秋本番。
 紅葉もままならぬ内に葉を落とした柿の木が、鈴なりの実を枝もたわわに、
 農家の庭先を鮮やかに彩っています。

 ところで、関東圏では、10月2日以来20日まで太陽が顔を見せてくれる
 ことはなかったとのことでした。
 例年ならば10月のこの時季は、秋晴れに恵まれて絶好の行楽シーズンを
 迎えているはずですが…。

 皆様、いかがお過ごしでしょうか。
 10月も末になり、ようやく本来の秋晴れが期待できそうですね。
 本日1枚目のショットからどうぞ。

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 農家の道沿い

 「冴え渡る空の青さや柿たわわ」  脩巳

 「白和えになますにサラダ柿づくし」  脩巳

 さて、お待たせ致しました。前回からの制作です。

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 ・頭部と手に胡粉の下地塗り(2~3回)。
 ・乾燥後にサンドペーパーをかけて滑らかにする。

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 ・数枚の写真をもとに頭部と手の着彩。
 ・耳に、染めた毛羽状生地を貼り込む。

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 ・この段階で、各々のキンネコに合わせて細い針金で背、腹、尾ヒレを作る。
 ・頭部の着彩。目を仕上げてから胸に毛羽状生地を貼り込む。
  接着は寒梅粉(もち米の粉)を使用。

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 ・金魚の衣装合わせ。この2匹の衣装は、制作を依頼された愛猫家の
  御母上の羽織地。
 ・寒梅粉で生地を貼り込む。

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 ・カッターとはさみで余分な生地を切り落とす。
 ・胴体の貼り込み終了。

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 ・3匹の胴体貼り込み完了。この後最終仕上げへ。
  各々のヒレ、ひげ、台座の取り付け。(ヒレ制作は非公開)

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 ・最後に首に鈴をつけて完成。

 以上、久しぶりにキンネコ、コキンネコの制作状況をご覧いただきました。

 朝晩が冷え込み、日中との気温差に体調を崩しやすい時節です。
 皆様、コロナ共々お気を付けご自愛下さい。

 本日はこれまで。では、また次回。

暑さ寒さも

 彼岸まで。とはよく言ったものですね。
 秋のお彼岸の頃には暑さもようやく収まり、秋らしい空気に包まれてきますね。
 また、春彼岸の頃には寒さも和らぎ、春らしい暖かさが訪れてきます。
 ところで、今秋はまだ彼岸花を見ておりません。
 例年ですとあちらこちらで目にする頃なのですが。
 先日のラジオでも未だに彼岸花を見ていないと投稿がありました。
 
 皆様、いかがお過ごしでしょうか。
 本日は、そんな情報を裏付ける我が家の彼岸花のショットからどうぞ。

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 みかんの木の下に

 ご覧の様に未だに開花が見られません。彼岸明けには咲きそうです。
 続きましては、大変珍しい植物です。
 近くの神社の藪のミョウガ(野生)に目を向けると、茎の側に何やら可憐な花を
 見つけました。

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 藪のミョウガの傍らに

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 近寄ってみると

 皆様、ご存知でしょうか。
 これは「ナンバンギセル」、漢字表記では「南蛮煙管」。
 なるほどと納得しますね。
 茎と花を連ねた形が煙草を吸うパイプ(キセル)に似ています。
 言い得て妙ですね。
 話には聞いておりましたが、実物を目の当たりにしたのは初めてです。

 「寄生植物」とのこと。
 自らは葉を持たず葉緑素を作ることができないので、宿主の根に寄生して
 養分を取り成長します。
 ススキを宿主とすることが多いようですが。このナンバンギセルはミョウガに
 寄生しています。
 寄生した植物(宿主)を糧?にして生きていく植物。
 その存在自体が奇妙奇天烈です。
 寄生された植物は、衰退に追い込まれることもあるとか。
 本当に不思議ですね。
 かわいい姿ながらちょっと怖い気もしますね。
 万葉集では「思ひ(い)草」とも。

 「幻怪(げんかい)のままにナンバンギセルかな」  脩巳

 「そこに居る不思議ナンバンギセルかな」  脩巳

 さて、お待たせ致しました。制作状況に参りましょう。
 今回は、制作の時々に少しずつ継続してきたキンネコ達です。
 薄和紙を貼り込んだ各々が飼主さんの愛猫です。
 お待たせしております。今しばらくお待ちを願います。


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 キンネコの体に薄和紙を貼る
 貼り終えた3匹。コキンネコは着彩を始めたところ

 
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 研磨・成形を待つ子達
 皆んな一緒に

 本日の締めくくりに2ショットをどうぞ。

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 秋明菊

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 秋蘭

 秋明菊は淡いピンクの一重咲き。
 秋蘭は和蘭の仲間。育ててから20年は優に超えました。
 毎年9月に入ると次々と花茎が伸びてきて、ご覧の様な微妙な色合いの花を
 付けます。丈は20センチほど。清々しい甘い香りを放ちます。
 今年は植え替えをしたせいか、花はあまり期待できそうにありません。

 「秋明と冠す菊花や朝充ちる」  脩巳

 以上、今回はこれまで。
 いよいよ秋本番を迎えますが、食欲共々創作意欲もかき立てていきたいと
 思います。
 行楽シーズン到来です。
 コロナ感染予防対策の上、秋を満喫したいものですね。
 皆様、くれぐれもご自愛くださいませ。
 では、また、次回。

プロフィール

yosouemon

Author:yosouemon
新潟県生まれ
人形作家/画家
東京芸大日本画科卒
与左右衛門(よそうえもん)は
生家の屋号
本名 庭野脩身

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