秋桜

 深まりゆく秋の中、皆様いかがお過ごしでしょうか。
 気候不順続きで10月に入ると真夏日を記録した日もありましたが、
 日の短さは確実に加速する秋の深まりを感じさせます。
 そんな中、今を盛りと咲き誇る花、コスモスのショットから始めましょう。

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 道端のコスモス

 コスモスは晩夏に早咲きして、秋の到来をいち早く告げる花のひとつです。
 開花している期間は随分長く、山野草とは、また異なる秋の風物詩ですね。
 コスモスは花の形が桜の花に似るとして、別名「秋桜」とも呼ばれています。
 桜が好きな日本人ならではの命名かと。
 かつて「秋桜」をコスモスと読んで作られた素敵な歌があり、いまでもよく
 耳にしますね。

 「コスモスと吾のみ陽差しの中に在り」  脩巳

 「この時をしばし留めよ秋桜」  脩巳

 さて、お待たせ致しました。制作近況へ参りましょう。
 今回は、新たに開始した小作品の制作のご紹介です。
 テーマは「犬」です。

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 油土成形の開始            ほぼ完成

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 型作りのための切断          石膏を掛ける準備
 
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 数回に分けて石膏掛け         型完成 → 乾燥

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 石粉粘土で型取り           乾燥後の仮接合。ここからが始まり。

 以上、制作状況はこれまで。

 締めくくりに展覧会情報のご紹介です。

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 ニュークリエイティブ展案内

 今秋も、上記「ニュークリエイティブ展」に特別出品(招待)致します。
 出品作品は、昨年の「シェイクスピア展」の際の大作「夏の夜の夢」です。
 立体と平面(屏風)の大きな作品は、なかなか展示の機会がありませんので、
 現代手工芸作家協会の今秋展への参加を楽しみにしております。
 秋の上野公園散策がてら、ご覧いただきますようご案内致します。
 どうぞよろしくお願い致します。

 以上、今回はここまでとします。
 急に冷え込んで参りました。
 電車の中でもマスクをした乗客が増えてきております。
 皆様、どうぞご自愛ください。
 では、また、次回。

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早々と…

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 満開の萩の花

 予想に違わずと言いましょうか、予想外と言いましょうか、あれよあれよと
 言う間に関東は秋を迎えてしまいました.。

 皆様いかがお過ごしでしょうか。
 今夏は例年の夏らしさがなかったせいか、我が家のゴーヤはいつになく
 早々と収穫終了を告げました。
 元来、ゴーヤは南国の植物ですから、暑さの中でこそその繁栄を謳歌する
 のでしょうが、今夏の気候では思う存分にその力を発揮できなかったようです。
 大きさも小振りの物が多く、成長も遅く、うっかりすると成長を待たずに
 黄色味を帯びてしまい、従って収穫量減少と言う状況でした。

 散策の道すがら周りを見渡してみますと、冒頭の写真の様に萩の花は
 すでに満開を過ぎております。
 また、驚いたことに、いつもは10月の風物詩キンモクセイが、お彼岸を
 前にして早々と花を付け、その香りを振りまいております。
 これにはさすがに驚きを禁じ得ません。
 植物に依っては、今夏の日照不足を始めとする気候不順を敏感に受け
 止めてしまい、本来の生態の変更を余儀なくせざるを得ない物がかなり
 有るのでしょうね。

 さて、次なる一枚は、清楚で可憐な花。
 
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 はて、この花は?奥は人参の若葉。

 蝶も蜂も停まるこの花。初めてご覧になる方が多かろうと思います。
 この花の葉がなくては、レバニラ(ニラレバ)炒めは全くお話になりません。
 ……そうです。もうおわかりですね。「韮」の花です。
 晩夏から初秋にかけて畑の片隅や農家の庭先でよく見かけます。
 切り花にもなりますから、園芸植物でしたらこれほど可憐な花は、愛好家が
 放ってはおかないでしょうね。
 もっとも、家庭菜園で韮を栽培している方は、花も楽しんでおられるかも
 知れません。
 花自体にはニラ独特の匂いはほとんどありません。

 「簪(かんざし)の揺れるが如き韮の花」  脩巳

 お待たせ致しました。制作近況へ参りましょう。
 前回の型作りからの続きをどうぞ。

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 型から石粉粘土で形(かた)を取る。  型からはずす。

 
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 一日置き半乾きにして、目をくり抜く。 目をくり抜いたところ。

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 天日乾燥後、一回目の研磨。      目の仮入れ。

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 後頭部とはずした両目。        前・後の接合。

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 この段階で頭を切り分けておく。    このまま乾燥し、次の作業へ。

 今回の作業はここまで。

 締めくくりに珍しいお客様をご紹介しましょう。

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 夜の訪問者

 台風を予知?したのでしょうか。15センチを優に越えるヒキガエルが、
 深夜の玄関先にやって参りました。
 チリ取りに乗せて近くの草叢へお帰りいただきました。メデタシ、メデタシ。

 以上、本日はここまで。
 いよいよ、何をするにも心地よい秋の到来。
 秋の夜長についつい…夜更かしもほどほどに。
 皆様どうぞご自愛ください。
 では、また次回。

夏はどこへ行った?

 東京は8月に入ってからずっと、すっきりしない雨模様の天気が続いて
 いるとか。
 こちらでも真夏の太陽と青空はすっかりお隠れになり、「凌ぎやすい夏」です。
 皆様、いかがお過ごしでしょうか。
 前回のブログで暑さ対策を、熱中症対策を、などと記しましたが、何だか
 肩透かしを食らった気分です。
 日照不足で野菜の価格高騰が目立ってきたようです。
 果たして「夏」は持ち直すのか、はたまたこのまま秋に突入か…

 本日のショット1枚目は、百合の花。
 郊外の住宅地や空き地でも目にすることがあろうかと思います。

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 白い朝顔と共に

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 別株の花のズームアップ

 これは「高砂百合」と呼ばれています。
 通常百合は球根で増えますが、この百合は花の終わったあと、雌しべの
 つけ根にできる子房が肥大し、その中に種子がたくさんできます。
 その種子が子房からはじけ飛んで風に乗って来たものが、いつの間にか
 我が家の外壁脇の土に自生したものです。
 苗から成長すること3~4年で花を付けたと記憶しております。
 多年草ですから、年を経るごとに茎は太く大きくなり、その丈は1メートル
 ほどになります。花数も年々増してきます。
 辞書に依れば「原産地は台湾。鉄砲百合に似て白い花。
 琉球語で高砂はタカサングであり、台湾の別称。」とあります。
 つまり、高砂百合は台湾百合ということでしょうか。

 「高砂と言う名を冠す白き百合」  脩巳

 さて、お待たせしました。制作近況に参りましょう。
  
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 顔の成形               成型の準備

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 石膏の準備              最初は少しゆるめの石膏をかけて
                    凹みに行き渡らせる。

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 4~5回に分けて手早く石膏を     石膏の重ねかぶせ終了
 かける。

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 一晩置き乾燥後            油土を石膏からはずしたところ

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 石膏型の完成。洗って油分を落とし天日干し。
 
 以上、今回の制作近況はここまでです。
 締めくくりに、前回の「珍客」の門出に際して鎮座まします1枚をどうぞ。
 帯地を使って座布団を作って差し上げ、より華やかに装いました。

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 金襴地の座布団に

 これまでの涼しい夏がこのまま秋に移行するとは思えませんね。
 残暑、とりわけ9月に8月分が追い打ちをかけて暑くなりそうな予感がします。
 その時こそ熱中症対策に留意しましょう。
 今回はこれまで。皆様どうぞご自愛下さい。
 では、また次回。

猛暑の夏到来!

 関東地方が梅雨明けして1週間が経ちました。
 私の予想通りやはり空梅雨の様相で、こちらの里山では雨降りの日が幾日
 あったのか、数えるまでもないくらいです。
 梅雨の間の千葉県の降水量は、何と平年値の35.9%とのことでした。
 ところが先般、梅雨時の集中豪雨は、九州北部に甚大な被害をもたらしました。
 報道される度に胸が痛みます。
 また、つい先頃の新潟県、秋田県の豪雨被害と相次ぐ列島各地での災害…
 心よりお見舞い申し上げます。
 気象庁の予報では、この夏は例年になく猛暑とのこと。
 暑さ対策には用心に用心を。

 さて、本日は前回ブログでご披露した夕闇の中の白紫陽花の変貌の
 ショットから。

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 切り詰めた枝の葉のつけ根に新芽が。

 ブログに花を掲載したあと、ほどなく枝を切り詰めました。
 枝の下方の葉を4枚残して切り落としました。
 来年確実に花を咲かせるための枝切りです。
 1週間ほどすると葉のつけ根から芽が伸び始め、3週間経つとご覧のように
 かなりの大きさになりました。

 「紫陽花や早来ん年(こんとし)へ花支度」  脩巳

 枝を切り詰めた直後から、すでに来年の花の準備が始まっております。
 生命ある限りこうして脈々と続く植物の営みには、改めて畏敬の念を
 抱かずにはいられません。

 さて、お待たせ致しました。制作近況へ参りましょう。
 我が家の珍客のお色直しが済みました。間もなくお帰りあそばします。

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 見目麗しく、颯爽と。

 次は、新しく制作を開始した型起こしの準備から。

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 油土                 練り込んでほど良い固さに。
 
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 土台に油土を少しずつかぶせて     ひと通り油土で顔の形にしたところ。
 形成する。              ここから具体的に進める。

 今度の制作は、少し大きな平面作品との組み合わせの予定です。
 テーマはさしずめ「生と死」と言ったところでしょうか。

 締めくくりに珍しい植物の写真を。

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 草むらの中の赤い果実         収穫

 写真は「苗代苺」(ナワシロイチゴ)です。
 またの名を「皐月苺」(サツキイチゴ)とも。
 道端の草むらの中に見つけた時は、懐しさに思わず声を発してしまったほど。
 強い酸味の赤い実を口にして、ひととき子供の頃の思い出に浸ったのでした。

 「皐月苺昔のままの酸っぱさよ」  脩巳

 木苺の仲間のこの野苺。今、食んでみても酸っぱいだけで美味しいとは
 言えない野苺。
 子供の頃夢中で摘んだのは、食べることよりも草むらに見つけて、
 両手一杯にする楽しさの方が勝っていたのだろうと思います。

 以上、今回はこれまで。
 皆様、熱中症にはくれぐれもご注意のほど。
 ご自愛ください。では、また、次回。

梅雨本番を迎えて

 空梅雨かなと思っていた矢先、関東もようやく梅雨らしい天気になって
 きました。
 ただいま梅雨のまっ最中、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 この時季と言えばこの花、そう紫陽花です。
 紫陽花と言えば鮮やかな青や紫、ピンク等々、様々な色もさることながら、
 その種類も実に豊富です。
 そして品種改良に伴い、ガクアジサイ、西洋アジサイ、一重咲き、八重咲き、
 更に新色と、毎年のように花屋の店頭に新種ものが顔を揃えます。
 本日ここにお披露目の紫陽花は、真っ白な西洋紫陽花です。
 それも夜のショットです。
 3年前に一枝挿し木したものが、期待に応えて順調に育ち、昨夏の剪定が
 上手く行き、今年はご覧の様に花を付けました。

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 花の数13

 因みに花の直径は20センチほど、見事な大きさで威風堂々たるものです。

 「紫陽花の白 闇の色深くして」  脩巳

 「紫陽花の闇の際立つ白さかな」  脩巳

 次にもう1枚。

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 野蕗の皮剥き

 狭い庭に少しだけ野蕗が生えていて、花々に施した肥料の分け前に与り
 かなり丈が伸びたので、採ってから皮を剥いたところです。
 梅雨空のどんよりとしたうっとうしい午前中でしたので、CDのチェロ演奏を
 聴きながらの作業でした。
 梅雨のさなかのひとときにチェロの音色がしっくり来ます。

 「ヨーヨーマ ボリューム上げて蕗を剥く」  脩巳

 蕗の皮を剥く一連の動作が何だかチェロの弦を引く弓にダブって、暫し
 楽しい想像のひとときでした。
 蕗はしっかりゆでてアク抜きをしてから薄味で炊きました。
 季節の旬のものを食すると、身体の細胞の隅々にまでパワーが漲って元気に
 なりますね。

 さて、お待たせ致しました。制作の状況に参りましょう。
 しばらく前回の「珍客」のお召し替えが続いております。

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 腹とキン○○に純金箔を施す     一回目の押箔。ふぐりには金砂子

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 アクリル絵具での彩色         彩色を進める

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 途中の様相

 お召し替えは遅々としつつもまだ続きます。

 締めくくりにもう1枚。

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 花咲く南天

 屋外のフェンス脇の南天の木です。高さは150センチほど。
 ここに植えた憶えはありません。おそらくは鳥の仕業でしょう。
 ちょうど良い具合に家の西の外壁に沿って生えております。
 もう、5~6年は経ていますが、花の量の割には実を結ばず、どうしたものかと
 不思議です。
 昨年はわずかに5~6個赤い実を見ましたが、よそ様のお庭や塀の南天の
 ように枝垂れるほどの見事な赤い実の枝は、これまで見ておりません。
 今秋こそ枝もたわわに赤い実が枝垂れてくれますように…

 「南天の花ぱらぱらとこぼれつつ」  脩巳

 以上今回はこれまで。
 うっとうしい梅雨時、皆様体調管理にご留意、ご自愛ください。
 では、また次回。

プロフィール

yosouemon

Author:yosouemon
新潟県生まれ
人形作家/画家
東京芸大日本画科卒
与左右衛門(よそうえもん)は
生家の屋号
本名 庭野脩身

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