春立つ日

 関東地方は1月末の4年振り大雪の影響が後を引く中、追いかけての降雪。
 そうこうしている内に節分、立春を迎えました。
 大陸からの強力寒波は容赦なく日本列島を襲い、各地で何十年振りの大雪を
 記録しています。
 陽光には力強さが増して春への期待が膨らんではいるのですが、兎にも角にも
 気温が低くて厳しい冬が続いております。
 皆様、いかがお過ごしでしょうか。

 「今朝の春雨戸繰る音弾みけり」  脩巳

 「雨戸繰る音弾みけり春立つ日」  脩巳

 暦で立春を迎えれば、まだまだ真冬の寒さの中にも心なしか春を感じようと、
 そぞろ気持ちが浮き立ちわくわくして来るのも嬉しいものですね。

 さて、前後しますが先頃の降雪、東京都心では22〜23センチの積雪を記録
 したようですが、こちらも久しぶりに大雪に見舞われました。
 ただ、降り出しも午後からで積雪もせいぜい10センチほど。
 房総のこの辺りでは、東京や千葉北西部が雪降りでも大抵はみぞれか雨に
 なるのですが、今回は珍しく本当に久しぶりの降雪でした。
 夜も早い内に止み、翌朝はスッキリ晴れ上がりました。
 そんな光景のショットから始めましょう。

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 前方の竹林を見上げる

 山の端から日が昇り、ちょうど向かいの雪をかぶった竹林に陽が当たり
 輝いています。
 キーンと澄み渡り物音ひとつしない静寂の中、神々しいばかりのひとときでした。

 「雪晴るる神々おわす朝かな」  脩巳

 お待たせ致しました。制作近況へ参りましょう。

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 後頭部の研磨             耳の部分

 と、ここで頭部を仮接合した結果、頭頂部の修正へ。

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 再び石粉粘土で頭部を盛り上げる    大幅修正

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 ひとまず終了             手の制作開始

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 左手と右手              ここから細部の詰めに入る

 以上、制作近況はこれまで。
 今回の作品は思わぬ所で修正箇所があり、「目」についても前回ブログで
 ご紹介した到達点を変更してやり直すことになりそうです。
 これも制作過程ではよくあること。
 やはり、より納得の行く作品造りに専念します。

 最後に「冬牡丹」2作を。色紙作品の部分アップです。

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 濃い赤紫の花

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 赤い花

 2月末近くまで各地の牡丹園で冬牡丹が見られますので、お出かけに
 なってみてください。

 以上、今回はこれまで。
 まだまだ寒さが続いております。
 また、インフルエンザがかつてない猛威を奮っております。
 皆様、くれぐれもご注意なされ、どうぞご自愛ください。

 では、また次回、水温む頃に。

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謹賀新年

 皆様、新年明けましておめでとうございます。
 皆様に於かれまして良き新年でありますよう、お祈り申し上げます。
 本年も「与左右衛門人形アート」を宜しくお願い致します。
 制作との兼ね合いで月に1回ペースでのブログ更新ですが、
 「下手の横好き俳句」共々お付き合い頂きますれば嬉しい限りで
 ございまする~。
 さて、では、さっそくお付き合い願いましょうか。

 「初日の出先ずはともあれ手を合わせ」  脩巳

 新しい年の幕開けを皆様はいかがお迎えでしたか。
 ”先ず”はわたくしの年賀状写真からスタートしましょう。

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 椀わんこ

 戌年と言うことで、昨年末の「三越干支展」の際にスタジオ(墨田区本所の
 高木プレスセンター)にて撮影して頂きましたわんこ達が、にぎにぎしく
 勢揃い致しました。
 この子達は日本橋のあと仙台三越へステージを移し、杜の都に初お目見え
 致しました。
 日本橋三越干支展へは多くの方々のご来場を賜りましてありがとう
 ございました。
 この場を借りましてお礼を申し上げます。

 さて、次はお正月に因んで私の「お雑煮」のスナップへ参りましょう。
 
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 お椀に餅2個             たっぷり具をのせて

 「故郷をお椀に装う雑煮かな」  脩巳

 皆様はどんなお雑煮を召し上がりましたか。
 私の雑煮は故郷の生家、与左右衛門(屋号)に伝わる実家の雑煮をベースに
 少しアレンジしたものです。
 まず、お餅は水を張った鍋に入れ火にかけます。
 餅は焼きません。
 そして、中火から弱火で柔らかくなるまで煮ます。
 煮ると言うより柔らくなるまで湯がく感じです。
 強火で沸騰してしまうと、いくら腰の強い越後の餅でも腰砕けになって
 しまいますので。(笑)
 鍋の傍から離れずにじっと見守ることが肝心です。
 餅の「腰」如何でお雑煮の出来具合が違ってきますので。
 頃合いを見て箸でお椀に装い、先に煮ておいた具をたっぷりと載せて完成です。
 汁はほとんど入れず具のみ。
 その具をお餅に絡めて食べると言った風です。
 雑煮の具材ですが、実家では大根、人参、ゴボウ、コンニャク、昆布、スルメの
 千切りを各々たっぷりと用意し、大きな鍋で煮て、味付けはしょう油でした。
 私は、大根、人参、ゴボウ、コンニャク、昆布の千切りの他に干し椎茸を入れ、
 スルメの代わりに鮭と鶏肉を加えてみました。

 「お雑煮や郷の味にはほど遠く」  脩巳

 さて、お待たせ致しました。制作状況へ参りましょう。 
 新年幕開けは、昨年来テーマにして来ました「生と死」の大作制作の続き
 からです。

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 両眼の研磨              両眼を再度、仮取り付け

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 後頭部と耳。これから研磨。      前・後頭部の仮合体

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 両眼に銀箔を貼る準備         ドーサで銀箔を貼る

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 1回目の銀箔貼り          両眼の仮取り付け
 (3回貼る予定)

 以上、今回はこれまでです。
 小品制作が続いておりましたので久々の大作継続です。
 この作品は背景空間を伴う予定です。

 昨年末よりインフルエンザが流行しております。
 今冬は始まりが早い上に長引きそうな気配がします。
 皆様、防寒対策は万全の上、どうぞご自愛ください。
 では、また、次回。


日本橋三越「干支展」のお知らせ

 関東では秋をじっくり味わう間もなく、早足の冬将軍到来となりました。
 秋の短さを感じると共に11月の内に年の暮れ並みの寒さに見舞われたことも
 手伝って、防寒対策もままならぬままの「真冬」突入でしょうか。
 皆様、いかがお過ごしでしょうか。
 さて、今回は毎年恒例の日本橋三越「干支展」のお知らせと、そこへ向けて
 制作して参りました出品作品についてのご紹介です。

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 ご案内のはがき

 次に前回からの制作状況に参りましょう。

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 犬と器の仮設置。           器。内は銀箔、外は金箔。
 
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 4~5回に渡り箔を重ね仕上げる。   犬の彩色。面相筆、顔料。

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 刷り込み筆使用。           体には薄い和紙を貼る。

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 絹布を貼り込む。寒梅粉、アイロン使用。 終了。

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 勢揃い。各々に首輪。

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 ボストンテリヤ            柴犬

 丸底の器のこの2匹は、起き上がりこぼし風のつくりです。
 
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 ダックスフント
  
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 ミックスの子犬           ミックスの子犬

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 器に入って勢揃い

 以上来年の戌年の「干支展」出品作品をご紹介致しました。
 ちなみに作品名は「椀わんこ」とシャレてみました。
 今年は一週間と例年より短い開催期間ですが、あわただしい暮れのひととき、
 ほっこりしに日本橋三越6Fアートスクエアに「椀わんこ」に逢いに来て
 みませんか。
 皆様のご来場をわんこ達一同お待ちしております。
 どうぞよろしくお願い致します。

 先日より”インフルエンザ流行”という発表がありました。
 皆様、ご用心の上、年末をお過ごしください。
 少し早いですが良い新年をお迎えください。
 来年もどうぞよろしくお願い致します。
 では、また次回、新年に。

立冬

 11月7日、暖かな立冬を迎えました。
 皆様いかがお過ごしでしょうか。
 前回も述べましたが今年の気候不順は近年の中でも突出しているように
 思われます。
 雨模様の天気続きに加え、つい先頃までは12月のような低温。
 10月と言えば秋晴れ続きの天気に恵まれることが多いのですが、今年の
 10月は一体どうしたのでしょう。
 とまれ11月に入り穏やかな立冬を迎え、ほっと安堵した次第です。

 「腕まくりして立冬の暖かさ」  脩巳

 さて、今回は先頃東京都美術館で開催されました
 「第33回ニュークリエイティブ展」のご報告から始めましょう。
 現代手工芸作家協会主催のこの展覧会は、今年で第33回を数えましたが、
 その名にふさわしく様々な手工芸作品が会場に展示されました。
 作家の方々は、全国各地から集い交流を深めました。
 期間中多くの皆様のご来場をいただきまして感謝とお礼を申し上げます。

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 2F第一展示室入口

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 第一室

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 私の出品作品

 私の作品「妖精パック」は、昨年の「シェイクスピア展」の出品作品です。
 大作品はご覧いただく機会がなかなかありませんので、こうした展覧会への
 お誘いはありがたいお話でした。
 来年秋の第34回展へも特別招待のお話をいただいておりますので、新作に
 チャレンジ致します。
 ご期待くださいませ。

 それでは制作近況に参りましょう。
 現在進行中の制作は、12月13日より日本橋三越での「十二支展」に
 出品予定のものです。

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 乾燥後の仮接合(中は空洞)      成型作業
 
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 3匹の途中経過            器とセットになります。

 呑気な性分の自分もいよいよエンジン全開で気張らなくてはと、ハッパを
 かけております。

 締めくくりに1枚。丘の上に群れる小菊のショットです。 

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 晴れた空に咲き誇る。

 「咲き競い香の競い合い小菊かな」  脩巳

 以上、今回はこれまで。
 日毎寒さが募ります…。
 ん?どこかで聞いた歌のフレーズ?
 皆様どうかご自愛ください。では、また、次回。

秋桜

 深まりゆく秋の中、皆様いかがお過ごしでしょうか。
 気候不順続きで10月に入ると真夏日を記録した日もありましたが、
 日の短さは確実に加速する秋の深まりを感じさせます。
 そんな中、今を盛りと咲き誇る花、コスモスのショットから始めましょう。

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 道端のコスモス

 コスモスは晩夏に早咲きして、秋の到来をいち早く告げる花のひとつです。
 開花している期間は随分長く、山野草とは、また異なる秋の風物詩ですね。
 コスモスは花の形が桜の花に似るとして、別名「秋桜」とも呼ばれています。
 桜が好きな日本人ならではの命名かと。
 かつて「秋桜」をコスモスと読んで作られた素敵な歌があり、いまでもよく
 耳にしますね。

 「コスモスと吾のみ陽差しの中に在り」  脩巳

 「この時をしばし留めよ秋桜」  脩巳

 さて、お待たせ致しました。制作近況へ参りましょう。
 今回は、新たに開始した小作品の制作のご紹介です。
 テーマは「犬」です。

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 油土成形の開始            ほぼ完成

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 型作りのための切断          石膏を掛ける準備
 
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 数回に分けて石膏掛け         型完成 → 乾燥

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 石粉粘土で型取り           乾燥後の仮接合。ここからが始まり。

 以上、制作状況はこれまで。

 締めくくりに展覧会情報のご紹介です。

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 ニュークリエイティブ展案内

 今秋も、上記「ニュークリエイティブ展」に特別出品(招待)致します。
 出品作品は、昨年の「シェイクスピア展」の際の大作「夏の夜の夢」です。
 立体と平面(屏風)の大きな作品は、なかなか展示の機会がありませんので、
 現代手工芸作家協会の今秋展への参加を楽しみにしております。
 秋の上野公園散策がてら、ご覧いただきますようご案内致します。
 どうぞよろしくお願い致します。

 以上、今回はここまでとします。
 急に冷え込んで参りました。
 電車の中でもマスクをした乗客が増えてきております。
 皆様、どうぞご自愛ください。
 では、また、次回。

プロフィール

yosouemon

Author:yosouemon
新潟県生まれ
人形作家/画家
東京芸大日本画科卒
与左右衛門(よそうえもん)は
生家の屋号
本名 庭野脩身

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