あっと言う間の…

 春はあっという間に桜を咲かせ、あっという間に散らしてしまいました。
 房総半島北東部中央寄りのこちらの里山では、例年ですと桜は開花も満開も
 東京より一週間くらい遅く、従って散るのもそれに準じて…と言ったところです。
 しかしながら今春は東京での開花が確か3月20日前、そして連日の
 気温上昇であっという間に満開を迎えました。
 こちらでも東京に準ずること3~4日の早さで開花し、満開も然りでした。

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 山桜満開

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 花と葉の色のバランスの妙

 「葉の色の綾なす彩(いろ)や山桜」  脩巳

 写真は山武杉を背景に満開を迎えた山桜です。
 例年ですとソメイヨシノの開花の後に見られる光景ですが、今春は同時季開花
 しました。
 里山にはまだコブシの白い花の残りが点在し、農家の庭先にはピンクの花桃が
 見られる中で桜の満開を迎え、さながら「北国の春」と言った感じでした。
 幸いなことに今春は花散らしの嵐に見舞われず、穏やかな日和の中で皆様
 存分にお花見を楽しまれたことでしょう。
 散り急ぐ桜の花吹雪の中でのお花見もまた、中々乙なものですよね。

 さて、お待たせ致しました。制作近況へ参りましょう。
 今回は、恒例になりました日本橋三越本店での「アニマルパーク展」の
 ご紹介です。

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 いざ出陣!の「キンネコ」達の新メンバーと「椀わんこ」達のお顔アップを
 ご覧ください。
 この子達の全体像の表情は、是非とも会場でご高覧頂きたく、どうぞよろしく
 お願い致します。

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 クロちゃん手招き           金目、銀目の幸呼ぶシロ

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 逆さスコティッシュ          怒りのトラ猫

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 ブルーアイの三毛           茶トラの坊や

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 何かご用?              おいで、おいで

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 眠り三毛コキンネコ          母恋しコキンネコ

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 にっこり、ミニチュア…        立派な首輪の柴
  
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 ミックスのわんこ           耳折れの子犬

 以上、出陣メンバーのご紹介でした。

 期間中にお近くにお越しの際にはご高覧賜りたく、どうぞよろしくお願い
 致します。
 個性豊かな作家達の動物作品が皆様をお待ちしております。
 どうぞお楽しみに。

 今回はこれまで。
 八重桜の出番も早まりました。
 季節もそう急がずともこの辺りで少し歩みをゆるめて、どうかいましばらく春を
 じっくりと堪能させてほしいものですね。

 皆様ご自愛ください。では、また、次回。


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啓蟄

 啓蟄(けいちつ)。暦では3月6日が啓蟄でした。
 「冬ごもりの虫が這い出る」意とのこと。
 例年3月は春のお彼岸まで三寒四温を繰り返して、ようやく安定した暖かな
 春到来へという筋道ですが、果たして今春は如何相成りましょうや。
 先頃の東京では急に21度に届く日があったかと思うと、今度は日中の
 最高気温が6度と真冬に戻ったかのような日があったりと、いつにも増して
 三寒四温の変動が大きいように感じられます。

 皆様、いかがお過ごしでしょうか。
 さて、今回は都会のコンクリートジャングルでは見られない珍しい「盛り土」の
 一枚から始めましょう。

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 もぐら塚

 冬の間はさすがにもぐらも活動を控えているようですが、水温む頃になると
 やおらあちらこちらに「我ここに在り」と土を盛り上げ、存在感を誇示して
 おります。
 土中のミミズも動きが活発になり、もぐらには格好の餌食になるのでしょう。

 「啓蟄やもぐらの塚も数を増し」  脩巳

 さて、お待たせ致しました。制作の近況紹介へ参りましょう。
 「生と死」をテーマにした大作の続行です。

 IMGP6090.jpg①  IMGP6093.jpg
 ①再度頭部を切り離す。
 ②後頭部に眼球取り付け用の穴を開ける。

 IMGP6095.jpg③  IMGP6099.jpg
 ③穴開け終了。
 ④穴ふさぎを造る。

 IMGP6097.jpg⑤  IMGP6105.jpg
 ⑤眼球取り付け後、この様に穴をふさぐ。
 ⑥両腕の芯。

 IMGP6109.jpg⑦      IMGP6118.jpg
 ⑦頬杖えのイメージ。
 ⑧芯を差し込み固定する。

 IMGP6119.jpg⑨      IMGP6120.jpg
 ⑨石粉粘土で肉付け。
 ⑩腕、ひとまず成形。

 IMGP6110.jpg⑪  IMGP6117.jpg
 ⑪爪を取り付ける為の加工作業。
 ⑫両手指先の成形。

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 ⑬ネイルアート用の爪を加工していく。

 以上制作近況はここまで。

 締めくくりに春の香りをお届けしましょう。

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 近隣の農家の白梅林

 ここの梅林は例年2月の内に満開を迎えるのですが、この冬は寒さが厳しく
 長かったせいか、今春は2週間くらい遅い満開です。
 白梅の香が皆様へも届きます様に…

 今回はこれまで。
 季節の変わり目、皆様どうぞご自愛ください。
 では、また次回。

春立つ日

 関東地方は1月末の4年振り大雪の影響が後を引く中、追いかけての降雪。
 そうこうしている内に節分、立春を迎えました。
 大陸からの強力寒波は容赦なく日本列島を襲い、各地で何十年振りの大雪を
 記録しています。
 陽光には力強さが増して春への期待が膨らんではいるのですが、兎にも角にも
 気温が低くて厳しい冬が続いております。
 皆様、いかがお過ごしでしょうか。

 「今朝の春雨戸繰る音弾みけり」  脩巳

 「雨戸繰る音弾みけり春立つ日」  脩巳

 暦で立春を迎えれば、まだまだ真冬の寒さの中にも心なしか春を感じようと、
 そぞろ気持ちが浮き立ちわくわくして来るのも嬉しいものですね。

 さて、前後しますが先頃の降雪、東京都心では22〜23センチの積雪を記録
 したようですが、こちらも久しぶりに大雪に見舞われました。
 ただ、降り出しも午後からで積雪もせいぜい10センチほど。
 房総のこの辺りでは、東京や千葉北西部が雪降りでも大抵はみぞれか雨に
 なるのですが、今回は珍しく本当に久しぶりの降雪でした。
 夜も早い内に止み、翌朝はスッキリ晴れ上がりました。
 そんな光景のショットから始めましょう。

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 前方の竹林を見上げる

 山の端から日が昇り、ちょうど向かいの雪をかぶった竹林に陽が当たり
 輝いています。
 キーンと澄み渡り物音ひとつしない静寂の中、神々しいばかりのひとときでした。

 「雪晴るる神々おわす朝かな」  脩巳

 お待たせ致しました。制作近況へ参りましょう。

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 後頭部の研磨             耳の部分

 と、ここで頭部を仮接合した結果、頭頂部の修正へ。

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 再び石粉粘土で頭部を盛り上げる    大幅修正

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 ひとまず終了             手の制作開始

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 左手と右手              ここから細部の詰めに入る

 以上、制作近況はこれまで。
 今回の作品は思わぬ所で修正箇所があり、「目」についても前回ブログで
 ご紹介した到達点を変更してやり直すことになりそうです。
 これも制作過程ではよくあること。
 やはり、より納得の行く作品造りに専念します。

 最後に「冬牡丹」2作を。色紙作品の部分アップです。

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 濃い赤紫の花

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 赤い花

 2月末近くまで各地の牡丹園で冬牡丹が見られますので、お出かけに
 なってみてください。

 以上、今回はこれまで。
 まだまだ寒さが続いております。
 また、インフルエンザがかつてない猛威を奮っております。
 皆様、くれぐれもご注意なされ、どうぞご自愛ください。

 では、また次回、水温む頃に。

謹賀新年

 皆様、新年明けましておめでとうございます。
 皆様に於かれまして良き新年でありますよう、お祈り申し上げます。
 本年も「与左右衛門人形アート」を宜しくお願い致します。
 制作との兼ね合いで月に1回ペースでのブログ更新ですが、
 「下手の横好き俳句」共々お付き合い頂きますれば嬉しい限りで
 ございまする~。
 さて、では、さっそくお付き合い願いましょうか。

 「初日の出先ずはともあれ手を合わせ」  脩巳

 新しい年の幕開けを皆様はいかがお迎えでしたか。
 ”先ず”はわたくしの年賀状写真からスタートしましょう。

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 椀わんこ

 戌年と言うことで、昨年末の「三越干支展」の際にスタジオ(墨田区本所の
 高木プレスセンター)にて撮影して頂きましたわんこ達が、にぎにぎしく
 勢揃い致しました。
 この子達は日本橋のあと仙台三越へステージを移し、杜の都に初お目見え
 致しました。
 日本橋三越干支展へは多くの方々のご来場を賜りましてありがとう
 ございました。
 この場を借りましてお礼を申し上げます。

 さて、次はお正月に因んで私の「お雑煮」のスナップへ参りましょう。
 
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 お椀に餅2個             たっぷり具をのせて

 「故郷をお椀に装う雑煮かな」  脩巳

 皆様はどんなお雑煮を召し上がりましたか。
 私の雑煮は故郷の生家、与左右衛門(屋号)に伝わる実家の雑煮をベースに
 少しアレンジしたものです。
 まず、お餅は水を張った鍋に入れ火にかけます。
 餅は焼きません。
 そして、中火から弱火で柔らかくなるまで煮ます。
 煮ると言うより柔らくなるまで湯がく感じです。
 強火で沸騰してしまうと、いくら腰の強い越後の餅でも腰砕けになって
 しまいますので。(笑)
 鍋の傍から離れずにじっと見守ることが肝心です。
 餅の「腰」如何でお雑煮の出来具合が違ってきますので。
 頃合いを見て箸でお椀に装い、先に煮ておいた具をたっぷりと載せて完成です。
 汁はほとんど入れず具のみ。
 その具をお餅に絡めて食べると言った風です。
 雑煮の具材ですが、実家では大根、人参、ゴボウ、コンニャク、昆布、スルメの
 千切りを各々たっぷりと用意し、大きな鍋で煮て、味付けはしょう油でした。
 私は、大根、人参、ゴボウ、コンニャク、昆布の千切りの他に干し椎茸を入れ、
 スルメの代わりに鮭と鶏肉を加えてみました。

 「お雑煮や郷の味にはほど遠く」  脩巳

 さて、お待たせ致しました。制作状況へ参りましょう。 
 新年幕開けは、昨年来テーマにして来ました「生と死」の大作制作の続き
 からです。

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 両眼の研磨              両眼を再度、仮取り付け

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 後頭部と耳。これから研磨。      前・後頭部の仮合体

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 両眼に銀箔を貼る準備         ドーサで銀箔を貼る

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 1回目の銀箔貼り          両眼の仮取り付け
 (3回貼る予定)

 以上、今回はこれまでです。
 小品制作が続いておりましたので久々の大作継続です。
 この作品は背景空間を伴う予定です。

 昨年末よりインフルエンザが流行しております。
 今冬は始まりが早い上に長引きそうな気配がします。
 皆様、防寒対策は万全の上、どうぞご自愛ください。
 では、また、次回。


日本橋三越「干支展」のお知らせ

 関東では秋をじっくり味わう間もなく、早足の冬将軍到来となりました。
 秋の短さを感じると共に11月の内に年の暮れ並みの寒さに見舞われたことも
 手伝って、防寒対策もままならぬままの「真冬」突入でしょうか。
 皆様、いかがお過ごしでしょうか。
 さて、今回は毎年恒例の日本橋三越「干支展」のお知らせと、そこへ向けて
 制作して参りました出品作品についてのご紹介です。

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 ご案内のはがき

 次に前回からの制作状況に参りましょう。

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 犬と器の仮設置。           器。内は銀箔、外は金箔。
 
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 4~5回に渡り箔を重ね仕上げる。   犬の彩色。面相筆、顔料。

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 刷り込み筆使用。           体には薄い和紙を貼る。

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 絹布を貼り込む。寒梅粉、アイロン使用。 終了。

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 勢揃い。各々に首輪。

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 ボストンテリヤ            柴犬

 丸底の器のこの2匹は、起き上がりこぼし風のつくりです。
 
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 ダックスフント
  
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 ミックスの子犬           ミックスの子犬

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 器に入って勢揃い

 以上来年の戌年の「干支展」出品作品をご紹介致しました。
 ちなみに作品名は「椀わんこ」とシャレてみました。
 今年は一週間と例年より短い開催期間ですが、あわただしい暮れのひととき、
 ほっこりしに日本橋三越6Fアートスクエアに「椀わんこ」に逢いに来て
 みませんか。
 皆様のご来場をわんこ達一同お待ちしております。
 どうぞよろしくお願い致します。

 先日より”インフルエンザ流行”という発表がありました。
 皆様、ご用心の上、年末をお過ごしください。
 少し早いですが良い新年をお迎えください。
 来年もどうぞよろしくお願い致します。
 では、また次回、新年に。
プロフィール

yosouemon

Author:yosouemon
新潟県生まれ
人形作家/画家
東京芸大日本画科卒
与左右衛門(よそうえもん)は
生家の屋号
本名 庭野脩身

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