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実桜の頃

  新緑の眩しい季節になりました。

  時と共に深緑へと移って行く緑に、いま暫しそのままの姿で留まっておくれと
  懇願しても、所詮叶わぬこと。

  ゴールデンウィーク前の生まれたばかりの緑がとりわけ好きなのですが、
  その期間は本当に短く、連休明けにはすっかり青々とした大人の緑へと
  成長してしまうのです。

  「実桜を小雀二羽が取り合いし」   脩巳

  やがて、実桜がパラパラと落ちる季節がやってきます。
  巣立って間もない小雀が、兄弟なのか姉妹なのか。
  実桜をついばみ取り合う微笑ましい光景をよく目にします。
 
  「実桜に八つ当たりして踏み散らし」  脩巳

  桜並木のベンチで見かけたひとこまです。
  やけになってベンチの下に散らばった実桜を踏みつける人。
  待ちぼうけを食って腹を立てたのか、はたまた…

  実桜の陰にも、たくさんのドラマがあるものですね。

  さて、前回予告しました羽を持つ人形達が出来上がりましたので、
  皆様にお目にかけることにしましょう。

      「春の女神」  高さ32cm
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  羽は和紙の薄美濃紙に彩色、金箔砂子、ちぎり箔を施し、
  表裏を貼り合わせています。
  ボディは縮緬の貼り込み、頭部はつまみ細工です。


      「幻鳥」 高さ51cm
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  胸から腹にかけて和紙に彩色、加工箔を施しています。
  羽は1枚ずつ青貝箔を貼り、それを組み合わせて翼にしています。
  後側は黒の絹地の貼り込み、頭部はつまみ細工、
  そして、頭頂(とうちょう)には鳥頭(ちょうとう)が???

  お楽しみいただけましたでしょうか。
  もちろん、駄洒落ではなく人形達の方です!


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プロフィール

yosouemon

Author:yosouemon
新潟県生まれ
人形作家/画家
東京芸大日本画科卒
与左右衛門(よそうえもん)は
生家の屋号
本名 庭野脩身

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