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春よ来い!

 この冬は本当に寒さが厳しく、しかも長く続いています。
 皆様お変わりございませんか。

 2月も半ばを過ぎ、そろそろほっと一息つけるような春めく日が
 あっても良さそうなものです。
 陽光には春の力を感じるものの、いかんせん寒い毎日ですね。
 いつもなら今頃、里山でウグイスの”初鳴きヘタッピー”を耳にして、
 眠っていた冬の心が嬉々として目覚めるはずなのですが。

 「うぐいすの初音に夢を膨らませ」    脩巳

 寒さに縮こまっていた冬から解放され、さあ、これから…と
 未来に向かう明るい気分を一時でも早く味わいたいものです。
 
 「祈りつつ創りし雛(ひいな)初節句」  脩巳

 昨年来、時間を見繕っては制作してきた姪の娘のための雛人形が
 ようやく出来上がりました。
 今回は、その制作段階を写真と共にご紹介致しましょう。

 DSCN3508_convert_20130219214646.jpg①   DSCN3614_convert_20130219222027.jpg

 ①石塑(石粉粘土)による成形。型取りはしません。
  女雛は姪の娘本人に似せて作りました。
  首頭部は胡粉塗り→研磨→顔料吹き付け

 ②髪は岩絵具の藍群青の重ね塗り。
  粒子があるので、何度も塗り重ねて滑らかな曲面に仕上げます。
  目鼻を書き入れる。目は透明感を出し、実在感に迫る。

 DSCN3620_convert_20130219225123.jpg③  DSCN3621_convert_20130219225255.jpg

 ③着衣。薄い布から順に重ね、襟元の美しさを作る。最終着衣は金襴帯地。

 ④表着(うわぎ)は、華やかな金襴帯地。
  これは男雛(緑)、女雛(朱)の背中側。

 DSCN3624_convert_20130219225827.jpg⑤   DSCN3627_convert_20130219230057.jpg

 ⑤仮着衣。表着の内側は古代紫(赤みを帯びた紫)の帯地。

 ⑥仮着衣の背景

 DSCN3631_convert_20130219230616.jpg⑦   DSCN3632_convert_20130219230646.jpg

 ⑦各々、冠をつけ帯をしめる。(高さ約20cm)
  男雛の冠の垂纓(すいえい/帯状のもの)には、紗(夏の着物)を使用。
  女雛の冠は、ビーズ、ビラ使用。

 ⑧正装背景

 DSCN3649_convert_20130219231217.jpg⑨   DSCN3652_convert_20130219231244.jpg

 ⑨⑩男雛、女雛を横から見たところ。帯留ビーズを差し込んで完成。
 
 DSCN3640_convert_20130219234012.jpg⑪   DSCN3655_convert_20130219234647.jpg
   
 ⑪台座に屏風を立てたところ。
  屏風は、金箔地に描画。縁はうるし調鎌倉朱。
  目結い紋(家紋)を入れてあります。

 ⑫ぼんぼり。厚手紙に金箔(内)、銀箔(外)。
  赤い絹ひもで縁取り。台は石塑成形、うるし調鎌倉朱。

   DSCN3647_convert_20130220102349.jpg

 ⑬雛、ぼんぼりを飾って完了。

   DSCN3692_convert_20130219232742.jpg
 
 ⑭桐箱に収納。

 いかがでしたか。すでに姪の家では与左右衛門雛が飾られています。
 女雛の顔が娘に似ていると喜ばれ、当の制作者も満足しております。

 さて、前回のブログでご案内しましたが、2月20日〜25日
 (最終日は午後4時まで)、新宿の伊勢丹本店5階アートギャラリーにて
 「猫の日」にちなんで「猫・ネコ・NEKOアート展」が開催されます。
 私も新作のキンネコ達と猫雛達を出品しております。
 また、キンネコ達は伊勢丹終了後、3月6日〜12日、藤沢のさいか屋5階
 ギャラリーで開催される「SHONAN猫祭り」に出張予定です。
 どうぞあわせてご高覧頂きたく、よろしくお願い致します。

 皆様からのご感想、ご質問をお待ちしております。
 では、また次回。

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プロフィール

yosouemon

Author:yosouemon
新潟県生まれ
人形作家/画家
東京芸大日本画科卒
与左右衛門(よそうえもん)は
生家の屋号
本名 庭野脩身

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