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桜前線早や北上

 あれほど待ち望んでいた桜は、開花宣言が発表されるや否や、折からの
 ポカポカ陽気に誘われてあっという間に満開となり、いつになく慌ただしい
 「桜模様」でした。

 皆様、いかがお過ごしでしょうか。お花見に出掛けられましたか。
 関東でも東京や横浜に比べてサクラの開花が遅いこちらの里山でも
 例年より早く開花し、程なく満開。
 ソメイヨシノとほぼ同時期に開花する種類の山桜も、気付かぬ内に花吹雪。
 何とも短い桜の季節ではありました。桜前線は早々と北上。
 そんな中、ある日のバスの車中での一句。

 「信号を待つ間しばしの花見かな」  脩巳

 このバス路線には道路沿いに数本のソメイヨシノがあり、目を楽しませて
 くれます。
 三叉路の信号が赤に変わりバスが停車。
 信号を覆い隠すほどに咲き誇る桜の枝がバスの窓スレスレに迫って来ました。

 「窓外の桜も見ずのスマホかな」  脩巳

 車内でも今時の光景が展開され、スマホに釘付けの乗客然り。
 「観てよ」とばかりにバスの窓をのぞき込んだ桜の枝も、スマホ族の人々とは
 目が合わなかったのでしょう。

 IMGP2647.jpg

 IMGP2644.jpg

 さて、この2枚の写真、皆様ご存知でしょうか。
 都会でも公園や道路脇の植え込みで時折見かけますが、これはユキヤナギ
 です。
 ソメイヨシノよりも早咲きで春を届けてくれますが、この花もソメイヨシノ同様
 まず花が咲き、葉は花の後で繁ってきます。
 この葉が、(かなり小さいですが)ヤナギの葉に似た形状をしていますね。
 ご覧の様にびっしりと花をつけた様は、まさしくその名の如く「雪柳」。
 ネーミングの妙、頷くばかりです。
 こんもりとしてたっぷり咲き誇る様は、堂々として圧巻です。
 風が吹くと白い塊はその風を孕んでやおら蠢くようで、さながら生き物の
 ようです。

 「ユキヤナギ風呼び猫の尾の如し」  脩巳

 白い花に覆われフサフサした枝が風に煽られてユラユラ揺れる様は、
 まるで猫が尾を振るように見えます。

 さて、お待たせ致しました。制作紹介に参りましょう。
 前回は頭部研磨の後、耳を加えつつイメージを膨らませるところまででした。
 今回は、更に進めて2頭の各々の造形と研磨、そして各々の手から始め
 ましょう

 IMGP2624.jpg
 どちらかを羽子板に取り付ける予定。

 IMGP2641.jpg  IMGP2640.jpg
 白頭部と手。純金箔の目玉。      黒頭部と手。

   IMGP2639.jpg
   目をはめ込んでみたところ。右の穴は耳の位置。

 IMGP2655.jpg
 白頭部用の耳、染めた毛羽立ち布を貼り込む。
 布端は細い溝に埋め込んで定着させる。
 のりは寒梅粉(もち米の粉)を溶き、練って使用。

   IMGP2656.jpg
   一旦、頭部の各パーツの彩色、目の完成。
   今後の作業次第で更に手を加える予定。

   IMGP2657.jpg
   耳の仮付け。尚、頭部の白色は、刷り込み筆で胡粉アクリルの叩き着け
   仕上げ。(ざっくりとした表面仕上げ)
   これから植毛に取りかかります。

 以上、今回はこれまで。締めくくりに4月のキンネコ出張のお知らせです。

 「まるごと猫フェスティバル」
 阪神百貨店 梅田本店 8F
 4月22日(水)〜28日(火)
 10:00〜20:00 最終日は17時終了

 お近くにお出かけの際は是非ともお立ち寄りください。

 寒の戻りなど気候不順の折柄、皆様どうぞご自愛ください。
 では、また次回に。

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プロフィール

yosouemon

Author:yosouemon
新潟県生まれ
人形作家/画家
東京芸大日本画科卒
与左右衛門(よそうえもん)は
生家の屋号
本名 庭野脩身

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