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春色・黄色

 お彼岸に入って間もなく、お中日の雨の中、東京で桜の開花宣言が出されました。
 全国でいち早い開花でした。
 気温の上昇と共にこれからいよいよ桜前線が活発化して行きます。
 こちらの里山では、コブシとハクモクレンの白い花が、あちらこちらで春の訪れを
 告げております。

 皆様、いかがお過ごしでしょうか。
 春先の代表的な色と言えば黄色でしょうか。
 本日はその黄色のショットから始めましょう。
 まずは、珍しい花。
 近隣の農家の入口付近に、一本だけ満開の「土佐水木」(トサミズキ)です。
 樹木名をそこの農家の方から教えていただきました。
 私は初めて目にしました。
 さっそく調べてみるとマンサク科の落葉低木で高知県に自生するとあります。
 広く観賞用として栽培されているそうです。
 近づいてみますと何とも可憐なぼんぼり状の花が枝に垂れ下がっております。
 直径はおよそ3センチはあろうかと思われます。

 IMGP5416.jpg
 樹幹にひっそりと…

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 近づくと

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 枝に垂れさがる花々

 「春告げし花雪洞の土佐水木」  脩巳

 次は目にも鮮やかな黄色。菜の花です。

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 道路脇の一画の菜の花畑

 この畑には縮れたフリル状の葉のいわゆる「菜の花」ばかりではなく、
 小松菜の花や花菜という種類の花もあると聞きました。
 花を楽しむことはもちろんですが、枝の脇に伸びる若菜を摘んで食用にしても
 楽しむとのこと。

 「愛でて良し食しても又菜花かな」  脩巳

 さて、お待たせ致しました。
 制作の紹介へとまいりましょう。
 3回に渡って制作状況をお伝えして参りましたが、ようやく完成致しました。
 これまで犬の方は「キン犬」と綴っておりましたが、「犬」の読み方は定めて
 おりません。
 「キンイヌ」、「キンケン」とはいささか名付け難く、敢えて記しておりません
 でした。
 そこで強いて申しますならば、犬の種類、柴犬から「キンシバ」ということに…
 では、順を追ってご覧ください。

 IMGP5356.jpg  IMGP5357.jpg
 犬の頭(かしら)の着彩の後、ボディを金襴帯地で貼り込む。
 猫の頭の着彩の後、ボディを帯地で貼り込む。
 
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 ボディ貼り込み終了。

 IMGP5376.jpg  IMGP5365.jpg
 ヒレを付け、「キンシバ」完成。
 同じく、「キンネコ」完成。

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 2体一緒に。

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 台座にのせて完了。 

 以上、今回はこれまで。

 桜のつぼみも日一日とふっくら、大きくなり、花開くのを待ちこがれております。
 東京の開花宣言以降寒の戻りもあり、なかなか気温が上昇せず、桜も足踏み
 状態です。
 寒暖の差にご注意、皆様ご自愛ください。
 では、また次回。
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春浅し

 「手のひらの小さき羽虫や春浅し」  脩巳

 寒し寒いと言っているう内に、いつの間にか春の気配が。
 蚊に似た小さな羽虫は、たやすく手にのせることができるほど、まだ、
 ようやく目覚めたばかりか、力弱くおぼつかない存在ながらも、確実に
 季節の先触れでしょう。

 皆様いかがお過ごしでしょうか。
 2月は春一番が吹いた後、春二番、三番と、かなりの強風に見舞われました。
 それも、いずれもが南風から北西の風へと急変し、これまでになく寒暖の
 くりり返しは目まぐるしい展開でした。

 まずは、本日の一枚目のショットから。

 IMGP5340.jpg
 小さな踏切

 ご覧のように単線の小さな踏切です。
 ローカル電車にふさわしく、遮断機の鐘の音はカンカンカンと長閑な音色です。
 この遮断機の鐘の音は風向きによっては風に乗り、少し離れたこちらの地域
 まで聞こえて来ます。

 「遮断機の鐘の音千切る春疾風(はるはやて)」  脩巳

 春の強風に煽られて鐘の音は途切れ途切れに届きます。

 さて、制作進行に参りましょう。
 前回に引き続き「老犬」と「老猫」の進行状況です。

 IMGP5287.jpg  IMGP5293.jpg
 各々のボディと手           犬のイメージポーズ

 IMGP5298.jpg  IMGP5302.jpg
 猫のイメージポーズ          サンドペーパー研磨

 IMGP5344.jpg  IMGP5348.jpg
 和紙の下貼り             和紙貼り終了

 IMGP5353.jpg  IMGP5355.jpg
 犬の着色開始             猫の着色開始

 以上、制作はここまで。次回には完成作品をご期待ください。

 お次はほほえましくかわいいショットをどうぞ。

 IMGP5324.jpg
 2月10日生まれの子山羊2頭と母山羊。

 IMGP5317.jpg
 手前がメス、後ろがオス。

 2枚とも山羊の親子です。
 愛車フンダラベンツでの散策途中で偶然見つけた光景です。
 休耕田の跡地の小規模な山羊牧場。
 全頭でも10頭足らずの中に、つい先頃誕生したばかりの子山羊が2頭。
 この撮影時で生後2週間とのこと。
 ちょうど飼い主の方が餌の人参をやっているところでしたので、すかさず
 お願いして、山羊の糞を避けながら感動のパチリ!でした。

 締めくくりに季節の句を。

 「やわらかき光の空に初音かな」  脩巳

 2月25日、穏やかな陽差しの午前にうぐいすの初鳴きを耳にしました。
 もはや、笹鳴きではなくホーケッ、ケッキョという、まだまだ下手ながら、
 はっきりと「うぐいす」を主張しておりました。

 今回はこれまで。皆様どうかご自愛ください。
 では、また、次回。

プロフィール

yosouemon

Author:yosouemon
新潟県生まれ
人形作家/画家
東京芸大日本画科卒
与左右衛門(よそうえもん)は
生家の屋号
本名 庭野脩身

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