FC2ブログ

夏の蕨

 昨年は梅雨の情景もそこそこに確か6月下旬に梅雨明けし、厳しい暑さが
 長く続いた記憶があります。
 今年は例年ながらの梅雨らしい天候が続いております。
 とは言え、西日本では連日九州南部を中心に記録的な降水量に依る災害の
 発生が伝えられています。
 被害の少なからんことことを祈るばかりです。

 皆様、いかがお過ごしでしょうか。
 本日の1枚目のショットは梅雨の晴れ間の蕨狩りです。

 IMGP7194.jpg
 一掴みの蕨

 自転車で散策の道すがら。道路脇の空き地。
 草刈後に蕨の群生が目に飛び込んで来ました。夏の蕨です。
 さっそく自転車を止めて蕨狩りに興じた次第。
 春物より少し硬く灰汁も強いと聞き知ってはおります。
 ここに自生している蕨はかなり細く、ご覧の様に葉が広がって成長しても
 丈が短くあまり大きくならない様です。
 蕨狩りでは、広がった葉の下辺りに新しく伸び出た蕨を探します。

 「摘み取りつ目で探しつつ蕨狩り」  脩巳

 蕨狩りの収穫は写真の様に軽く一掴みほど。
 さっそく持ち帰り、沸かした湯に重曹を少量加えてさっと茹で、火を止めて
 更に水を加え一晩そのままにして置き灰汁抜きをしました。
 灰汁抜きは春物よりも少し強めて様子をみました。
 そして翌朝酢の物と味噌汁の具にて食した次第。
 一風物詩のご紹介でした。

 「灰汁抜きをやや強めたり夏蕨」  脩巳

 さて、お待たせしました。制作状況に参りましょう。
 始めに人形頭部の制作から。

 IMGP7168.jpg  IMGP7174.jpg
 造形を進める             一度目の研磨

 IMGP7197.jpg
 眼球を想定し様子をみる

 次に組み合わせの2曲屏風の和紙(下)貼り。

 IMGP7154.jpg  IMGP7153.jpg
 のり刷毛、空刷毛を用い        貼り込み途中
 パネルに和紙を貼り込む        屏風は120×100センチ大

 IMGP7166.jpg  IMGP7155.jpg
 表、貼り込み終了        裏の貼り込み、つなぎ目は布使用

 IMGP7179.jpg  IMGP7181.jpg
 本紙貼りしたのち           1枚ずつ押箔、箔紙をはがすところ 
 ※捨てドーサを3回
 そして純銀箔を押す(貼ること)

 IMGP7186.jpg
 2日後。右半分は押箔1度目。左半分は押箔2度目。

 ※捨てドーサ…押箔の下準備。
   ドーサは、にかわ水に生ミョウバンを加えた接着水。

 以上、制作はここまで。
 写真と写真の間にはいずれも数工程の作業が展開されていますので、
 あとは皆様のご想像にお任せ致します。
 (もちろん秘密の技法も多々あります。)

 今回はこれまで。
 梅雨前線様は愚図って停滞のご様子。
 この時季特有のジメジメ感、蒸し暑さなど、しばらくは続きそうです。
 皆様、体調管理を万全の上、どうぞご自愛下さいませ。
 では、また、次回。

スポンサーサイト



プロフィール

yosouemon

Author:yosouemon
新潟県生まれ
人形作家/画家
東京芸大日本画科卒
与左右衛門(よそうえもん)は
生家の屋号
本名 庭野脩身

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
最新コメント
最新トラックバック
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR