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秋晴れ恋しや

 風に乗って運ばれて来るキンモクセイの香り。
 今年は開花が遅かった彼岸花…。
 こちらではついひと月前までの光景でしたが、気付けばすっかり秋本番。
 紅葉もままならぬ内に葉を落とした柿の木が、鈴なりの実を枝もたわわに、
 農家の庭先を鮮やかに彩っています。

 ところで、関東圏では、10月2日以来20日まで太陽が顔を見せてくれる
 ことはなかったとのことでした。
 例年ならば10月のこの時季は、秋晴れに恵まれて絶好の行楽シーズンを
 迎えているはずですが…。

 皆様、いかがお過ごしでしょうか。
 10月も末になり、ようやく本来の秋晴れが期待できそうですね。
 本日1枚目のショットからどうぞ。

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 農家の道沿い

 「冴え渡る空の青さや柿たわわ」  脩巳

 「白和えになますにサラダ柿づくし」  脩巳

 さて、お待たせ致しました。前回からの制作です。

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 ・頭部と手に胡粉の下地塗り(2~3回)。
 ・乾燥後にサンドペーパーをかけて滑らかにする。

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 ・数枚の写真をもとに頭部と手の着彩。
 ・耳に、染めた毛羽状生地を貼り込む。

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 ・この段階で、各々のキンネコに合わせて細い針金で背、腹、尾ヒレを作る。
 ・頭部の着彩。目を仕上げてから胸に毛羽状生地を貼り込む。
  接着は寒梅粉(もち米の粉)を使用。

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 ・金魚の衣装合わせ。この2匹の衣装は、制作を依頼された愛猫家の
  御母上の羽織地。
 ・寒梅粉で生地を貼り込む。

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 ・カッターとはさみで余分な生地を切り落とす。
 ・胴体の貼り込み終了。

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 ・3匹の胴体貼り込み完了。この後最終仕上げへ。
  各々のヒレ、ひげ、台座の取り付け。(ヒレ制作は非公開)

 IMGP8083.jpg
 ・最後に首に鈴をつけて完成。

 以上、久しぶりにキンネコ、コキンネコの制作状況をご覧いただきました。

 朝晩が冷え込み、日中との気温差に体調を崩しやすい時節です。
 皆様、コロナ共々お気を付けご自愛下さい。

 本日はこれまで。では、また次回。

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プロフィール

yosouemon

Author:yosouemon
新潟県生まれ
人形作家/画家
東京芸大日本画科卒
与左右衛門(よそうえもん)は
生家の屋号
本名 庭野脩身

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